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最強スプリンターは南半球から…スプリンターズS回顧

日曜中山11R 第40回スプリンターズS(GⅠ)
1…⑬テイクオーバーターゲット
2○④メイショウボーラー
3…②タガノバスティーユ
4◎⑭サイレントウィットネス
5…⑨ベンバウン
6…⑯チアフルスマイル
7…③レザーク
8…⑤シーイズトウショウ
9…⑦オレハマッテルゼ
13…⑫シンボリエスケープ
16…⑮ステキシンスケクン

 予想の段階で「みんな死角だらけ。そして、誰もいなくなった…。」としていたように、どう印をつけていいのか分からなかったのが今年のスプリンターズS。日本の短距離界がどんぐりの背比べであること、外国勢には馬場適性や状態面に問題があるかもしれないことが主な要因でした。しかし、そんな不安要素などなかったかのように、1200㍍で2馬身半差をつけて「グローバル・スプリント・チャレンジ」優勝を決めたのがテイクオーバーターゲットでした。
 好発を決めたサイレントウィットネスの内から並びかけ、逃げる形となったテイクオーバーターゲットでしたが、中サイレント、外からステキシンスケクンに並びかけられる厳しい展開の中、前半3Fを32秒8で飛ばしましたが、バテるどころか、4角から直線の入り口にかけて後続をあっさり突き放しました。全く付け入る隙を与えない横綱相撲での完勝です。セントウルS②着を雨に助けられた感ありとしていましたが、この日も午後から雨模様。再び天気も味方したかもしれません。実際1分8秒1はやや平凡ともとれますが、ラスト12秒2でまとめた強さは本物。サイレントウィットネスを競り落とした時、スプリント界の真の新旧交代が成されたのかもしれません。
 ゲート入りをゴネたメイショウボーラー。同じ4番ゲートだった前走はダッシュつかずでしたが、今回は好発から少し仕掛け気味にハナ争いに加わりかけて抑えました。これが好判断。おそらく競り合っていれば、テイクオーバーターゲットに競り潰されていたに違いありません。結局インの好位に収まり、直線もテイクオーバーターゲットの通った後をついて伸びてきました。芝では久々にこの馬らしい走り。GⅠ勝ちはマイルのフェブラリーSですが、当時も距離は不安視する向きもありました。実際、その前のガーネットSや根岸Sがあまりに強い内容だっただけに、本質はマイルもこなせるスプリンターということでしょう。福永騎手が言うように「香港スプリントに」となれば、これまでの日本馬とは違う結果(テイクオーバーターゲットがいる以上、勝つまでとはいえないまでも、上位進出は十分可能)が期待できるかも。
 ③着タガノバスティーユは全く予想していなかったもの。実際殿人気でもありました。枠を利して道中から全く距離ロスなく、直線も外を回さず馬群を捌いて伸びてきました。レベルが高いとはいえなかった北九州記念⑨着を休み明けで度外視し、距離不適といえるニュージーランドT0秒6差とNHKマイルC1秒0差をもっと評価しなくてはいけなかったということでしょうか。
 昨年の覇者サイレントウィットネスは576㌔ではやはり重かったでしょうか。昨年スプリンターズS時は558㌔でした。それでも勝ち馬の外から競りかけ抵抗、短距離王の意地は見せました。これから頂点に返り咲くのはなかなか厳しいでしょうが、馬体が絞れれば少なくとも差は詰まるはず。
 ベンバウンレザークの英国勢は意外についていったものの、そのまま流れ込んだだけ。欧州の馬場ならまだしも、良馬場で1分10秒台の決着はありえない日本の馬場ではスピード不足は決定的。これまでのスプリンターズSでのヨーロッパ勢の結果を覆すのはこれからもないと思われますが…。
 チアフルスマイルは岩田騎手が言うように「上位馬が内を回っていた中、大外が響いた」。上位勢の中ではいい上がりを使っていて、今後もこの距離に絞っていけばそれなりの期待は持てそうです。シーイズトウショウはマイナス4㌔でギリギリこらえた範疇でしたが、やはりここが最大目標というローテではありませんでしたし、函館や札幌、中京といった平坦馬場がお好みで、中山のコースに不向き。オレハマッテルゼは夏の調整が難しい馬ということのせいか、休み明けでマイナス12㌔は明らかにデキ一歩。4角でシーイズと一緒にまくって出たあたりで見せ場はつくりましたが、そこで止まってしまいました。叩かれての良化度次第。
 シンボリエスケープは直線で不利を受けて万事休す。ただ道中の手応えも意外に悪くなかったように見えましたが、3~4角では鞍上の手がしきりに動いていました。要は不利がなくてもその手応えから弾けることができたのかですが…叩き上げのようにも映るので、まだこれから。ステキシンスケクンはテイクオーバーターゲット、サイレントウィットネスの外から競り合ったものの、直線手前でもう一杯、無抵抗に殿負け。やはり、リズムが1200㍍向きではないということなのでしょう。1600㍍戦でマイルなりの早いラップを刻む競馬がベターということ。

 メイショウボーラーが短距離で目覚めかけ、3歳タガノバスティーユが③着には入ったものの、日本からは新たなスプリント王候補は出てきませんでした。昨年に続き、今年も遠征馬にタイトルを持っていかれてしまった日本の短距離界(今年は安田記念も香港馬ブリッシュラック!)。「サマースプリントシリーズ」などで興行的には盛り上がったものの、馬の実力アップにはつながっていません。グローバル・スプリント・チャレンジに参加しているだけでなく、国際GⅠとなって、今年は例年になく外国勢が参戦してきたスプリンターズS。来年以降も来日する馬が多く出てくるでしょうし、このままでは日本のスプリントタイトルはごっそり流出してしまうかも…。

 ちなみに、先週号の「週刊競馬ブック」の「GⅠ競走血統アカデミー」の中で、グローバル・スプリント・チャレンジを提唱した日英豪3か国のスプリント部門の重視度を主要レース(英豪はグループレースとリステッドレース、JRAは重賞とオープン特別)の実施数と賞金の配分比率から比較しています。豪州の突出ぶりは歴然で、レース数、賞金ともに日本の約2倍、英国の約1.5倍となっているとのこと。スプリントレースへの力の入れ方が違うわけです。なるほど、テイクオーバーターゲットがこれだけ遠征先で強さを発揮できるわけだし、サイレントウィットネスも現所属は香港ですが、生産はオーストラリアです。


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