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「3連単全レース発売」はJRA版ビッグバンになるのか?

 JRAの夏競馬振興策として発表された、「JRAサマーステージ」(7月19日~9月7日)。その目玉が、「3連単の全レース発売」です。いよいよ今週末から実施されます。
 発表では2開催のみの実施となっていますが、今回は秋以降の施行へ向けての“実験”という意味合いもありそうです。
 1997年の4兆6億6166万3100円をピークに、下降線を続けるJRAの売り上げ。昨年は、2兆7591億3807万8900円まで下がっています。今年は、打開策として「JRAプレミアム」「JRAプラス10」を導入するなどして、1、2月は前年比プラスでしたが、金杯同様の“プレミアム効果”が期待されたダービーは、前年比90.9%にとどまっていました。
 売り上げのシェアが大きい(2007年30.0%、2番目は3連複で20.9%)3連単を“解禁”することで、午前中の売り上げをアップさせ、全体の底上げを図ろうということでしょう。
 個人的には挑戦してみたいと思う“3連単全レース買い”ですが、果たしてJRAの救世主になるのかどうかを考えたいと思います。



 この発表を見て、とっさに思ったのは「今、ここでやってしまうのか…」。
 “消えた年金”などで、競馬に最も馬券を使っていると思われる年代が馬券代捻出に苦しみ、ボーナス額もアップせずに、日常のやりくりにも悩んでいるサラリーマンが多い中で、この施策がプラスに働くのかどうか、疑問があります。

 こんなご時世だからこそ、必要なのは「我慢」だったのではないでしょうか。
 ここで“切り札”を出してしまったことで、今後景気が回復することがあった場合、その“上げ潮”に乗っかるような、さらなる売り上げアップを望める策がそう簡単に見つからないのは、JRAとしてもマイナスではないかと思うのです。
 一応は「夏競馬振興のため」の施策なのでしょうが、一度踏み込んでしまった以上は、秋競馬と同時に取り下げることはできないはず。なし崩し的にやらざるを得ないでしょう。次の一手はどうするのでしょうか。

 1レースから3連単を発売することで、3連単発売レースにしか手を出さないファンに午前中から参加してもらうことも狙いの一つでしょうが、そうも的中にこぎつけないのが3連単。午前中に資金を使い果たし、よりデータが豊富で買いやすいはずの後半のレースの売り上げが下がったりするなどの影響が心配です。また、例えば馬連などで1点あたり1000円以上の単位で買っていたものが、3連単ということで1点あたりの金額が少なくなり、結局全体的には大きな売り上げにはつながらないのではないか、という懸念もあります。

 無論、“宝くじ”的なビッグな配当が出ることで、世間の話題を呼ぶことになれば、JRAにとってもプラスでしょうが、今回の発表がスポーツ紙で1面に取り上げられることはありませんでした。競馬面に掲載されても、初めからそのページを飛ばす人にとっては何の影響もありません。タイミングとして成功だったのかどうかというと「?」マークが付きます。

 今、売り上げアップに必要なのは、“ボーナス”の要素を持った馬券ではないでしょうか。現在売られている券種は、単一のレースに対するもの。重勝式なら、複数のレースの勝ち馬を当てるものですから、普段買っている額にプラスして買うファンもいるのではないかと思えます。
 これまでに発売していない券種を売るとなると、システム的な変更が必要になるでしょうから、そう簡単に新馬券を導入できないのは承知していますが、「システム的にすぐに導入しやすいから3連単全レース発売」という思考だったとしたら、少し安易な気がします。

 いざ3連単全レース発売となった際には、1日全36レースの券種別のシェアのみならず、1レース毎のシェアの推移を見てみたいと思います。
 
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