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【GⅠ予想=11/30(日)】ジャパンカップ

東京10R 第28回ジャパンカップ(GⅠ)

 マーシュサイド(米国)が出走取消となり、外国招待馬は英国馬3頭のみ。実績なども寂しい顔ぶれですが、日本馬はメンバーが揃いました。ホームで行われる以上は、やはり日本馬絶対有利。人気どころの崩れはないとみます。

 早くも伝説と化しているような天皇賞(秋)。大激戦を制したウオッカは、まるでその反動を感じさせない攻め馬を披露しています。1週前に岩田騎手が乗って坂路51秒3をマーク。最終追いが軽めというのは、好走パターンでもあります。エリザベス女王杯を取り消した影響があった昨年が、0秒2差④着。今季のデキなら…と思えます。
 課題となりそうなのは、やはり距離。天皇賞にしても、向こう正面でしっかりと折り合えるまで、行きたがる素振りを見せてはいました。安田記念で覚醒したのような走りを見せたあたり、本質は中距離対応のマイラー。<3、2、0、1>の府中なら当然首位候補ではありますが、2400㍍で最後のひと踏ん張りが利くかどうか。

 最強牝馬2頭に0秒1差と食い下がったディープスカイ。低レベル?と思われた3歳の中で、この馬は違うと思わせました。ダービーの勝ち時計が同日の古馬1000万下を下回ったことが、当時評価を下げた根拠でしたが、2000㍍戦なら毎日杯1800㍍1分46秒0が大阪城Sを0秒1上回ったことを評価すべきでした。しかし、今回は2400㍍。改めてダービーの時計を思うと、トップクラスの古馬相手に凌ぎ合いで耐えられるでしょうか。

 東京<0、0、0、2>。それは承知の上ですが、マツリダゴッホは本当に左回り不得手なのでしょうか。3歳時の青葉賞はまだ途上も途上。昨年の天皇賞(秋)は馬インフルエンザの影響を残した状態で大外枠。敗因は明確です。昨年の有馬記念は確かに突然の激走ではありましたが、ダイワスカーレット以下、ここにも出走のメイショウサムソン、ウオッカにも先着していることも、また事実です。今年の2勝も中山ですが、左回りのポリトラックでの追い切りが素晴らしい動き。決して回りは苦にしないように思えますし、昨年の有馬記念前を思わせる勢いを感じさせました。普通に勝ちたければ、4角先頭で捲り切ればいいところを、あえて4角でタメて仕掛けを遅らせた前走は、直線の長い府中への対策のようなレース運びになりました。

 2年越しで実現した凱旋門賞出走は残念な結果に終わったメイショウサムソン。海外遠征明けは不利が一般的な見方かもしれません。しかし、同じく凱旋門賞からJCというローテーションだったディープインパクト(一昨年)が快勝。間隔はあいていたとはいえ、ドバイワールドカップからの帰国初戦だったエリザベス女王杯(2001年)をトゥザヴィクトリーが差し切り勝ち。言われるほどには不利なローテーションではないとも考えられます。もちろん、馬自身の体調の問題もあるでしょうが、1週前は少しピリッとしなかったものの、最終追いは迫力十分の動き。態勢に不備はないように見えます。今年の入って勝ち星がないのは確かですが、天皇賞(春)も宝塚記念もアタマ差と勝ちに等しい内容の走りはしています。2冠を制した石橋守騎手が、この枠なら積極的に前に位置を取ることもありそうで、瞬発力不足を補える可能性もあります。

 休み明けの方が走れるのではないかとマークしていた、アサクサキングスの天皇賞(秋)ですが、流れが緩まず、本来の競馬ができませんでした。距離が延びたことでスンナリと先行策が取れそうな今回は、再度マークが必要。叩き2走目なら許容範囲ですし、昨年のダービー②着が16番枠なら、15番枠は歓迎材料。やはりルメール騎手が不気味でもあります。

 ディープスカイ不在の菊花賞を制したオウケンブルースリは瞬発力というよりは、長く良い脚を使っての好走。府中で坂を上がってからの決め手という点で一歩見劣ると考え、連下までとしました。

◎(13)マツリダゴッホ
○(2)メイショウサムソン
▲(4)ウオッカ
△1(15)アサクサキングス
△2(9)ディープスカイ
△3(1)オウケンブルースリ
 
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【重賞予想=11/29(土)】京阪杯


京都11R 第53回京阪杯(GⅢ)

 春の中山から3連勝、キーンランドCでも自身のレコードを上回り、GⅠでも僅差の③着。今年のビービーガルダンの充実は非常に目立っています。好位から立ち回れる器用さがあり、大きな崩れがないのが強みです。ただ、スプリンターズSの勝ち時計が1分8秒0と威張れるものではなかったことが、速い時計での決着になった際にどうなるか。例年よりも速い馬場だった札幌でのレコード駆けからは、時計短縮は可能とも思えますが、取りこぼすシーンも想定しておきたいところ。

 3歳馬の上昇度でスプリングソングを中心視します。1200㍍は<3、0、1、0>。唯一敗れたセントウルSは、逃げ=先行有利の馬場・展開が味方したとはいえ、初の古馬相手で見せ場十分でした。前走が着差以上に余裕のある内容で1分7秒8。直線平坦の京都なら上がり33秒台の脚も使えます。

 ダート1000㍍で逃げてこそという、単調な面が目立っていたウエスタンダンサーがこの秋、差しを覚えて急上昇してきました。2㌔差あったとはいえ、前走ではスプリングソングを上回る上がり33秒4をマーク。追っての切れが出てきています。

 マヤノツルギは、ビービーガルダンと同様に上昇馬として、キーンランドCで人気を集めていました。多少荷が重かったかもしれないという⑤着ではありましたが、ひとまず良い経験と取ることもできます。底は見えていませんし、鉄砲も利きます。

 良血で常に人気になるファリダット。母ビリーヴから1200㍍歓迎と取る向きもありそうですが、スプリント能力に勝ったタイプということもありませんし、マイルでは掛かる心配があり、ベストは1400㍍という印象があります。1200㍍得意という馬が揃った中では、詰め切れない場面も。

 以下、平坦1200の末脚でマルカフェニックス、復調が見えたアイルラヴァゲインまで。

◎(6)スプリングソング
○(15)ビービーガルダン
▲(5)ウエスタンダンサー
△1(2)マヤノツルギ
△2(4)ファリダット
△3(12)マルカフェニックス
△4(17)アイルラヴァゲイン
 

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【重賞回顧】東スポ杯2歳S、福島記念

第13回東京スポーツ杯2歳ステークス(JpnⅢ)
1…(5)ナカヤマフェスタ
2○(2)ブレイクランアウト
3▲(6)サンカルロ
4…(9)ダノンカモン
5…(4)スズカワグナー
6△(1)マッハヴェロシティ
7◎(14)セイクリッドバレー
10△(3)メイショウドンタク
11△(7)バックハウス

 1000㍍61秒0のスローペースから、上がりは11秒6-11秒4-11秒3と尻上がりのラップ。決め手比べになりました。

 ナカヤマフェスタは新馬戦の瞬発力が目立っていましたが、難しい面がありそうにも見えました。それが使われたことでどうなるかと思いましたが、道中は落ち着いた走り。坂を上がって抜け出してからは、ブレイクランアウトと併せ馬のような形になり、最後まで抜かせませんでした。センス十分の走りに、勝負根性も見せました。今後はテンションが上がらないかが鍵になりそうです。

 ブレイクランアウトは今回はスムーズな走り。突き抜けそうな手応えでしたが、相手が一枚上でした。「最後は横の馬に気がいってしまって」とは武豊騎手のコメントですが、向こう正面で何とか宥めるような場面があったように、距離はあまり延びない方がいいように思えます。

 サンカルロは今回も多少掛かり気味の追走。バラけてからの伸びは目立つもので、前の2頭との差は確実に詰めていました。道中の折り合いが課題になります。

 ダノンカモンのスタートが良くないのはいつものこと。上がり最速タイで伸びてはいますが、前を捕らえるような迫力はなく、正直言って“この程度”という印象もあります。
 スズカワグナーは道中はナカヤマフェスタと同じような位置で、流れに乗れていました。直線で少し追い出しを待たされるような場面はありましたが、切れるイメージはなく、相手関係が上がるなら、もっと積極的が望ましいように思います。

 マッハヴェロシティはスタートは普通に出たものの、二の脚が付かず、道中は最後方から。直線で外に持ち出して追い出そうとして、内にいたピサノシンボルとモロにぶつかってしまいました(審議の対象に)。そこで怯まずに脚を使っていただけに、不利が惜しまれる内容でした。

 セイクリッドバレーは枠なりに外目を回っての追走で、直線も大外から。この馬なりに伸びてはいますし、広いコースが合うのも納得ですが、この相手に入ると格負けの印象も受けました。
 メイショウドンタクは終始気合をつけながらの追走。走る方に気が向いていませんでした。
 バックハウスはデビュー戦に続いての出遅れ。流れに乗れませんでした。



第44回福島記念(JpnⅢ)
1…(4)マンハッタンスカイ
2△(13)マイネルキッツ
3△(14)グラスボンバー
4…(5)フサイチアソート
5…(12)シャドウゲイト
7▲(8)サクラオリオン
8△(3)フィールドベアー
10△(9)タスカータソルテ
11○(11)ブレーヴハート
13◎(2)レオマイスター

 見た目には内側がかなり荒れていますが、実際には内を通った馬にもそう不利がなかった馬場。それを存分に生かしたのがマンハッタンスカイでした。逃げるレオマイスターが内を開けながらの走りだったのに対し、マンハッタンスカイは終始ラチ沿い。距離ロスなく走れたことで、追撃を封じました。ローカル巧者・芹沢騎手の面目躍如といったところでしょうか。これで、この人馬のコンビは②②①着と相性抜群。

 勝負どころでかなりムチが入れられていたマイネルキッツ。やはり小回り向きではありませんが、ロスをなるべく抑えた騎乗もあり、中を割ってゴール前は急追。決して適した条件ではないだけに、このメンバーなら力上位を示した格好です。

 グラスボンバーは向こう正面から内をスルスル進出。これはと思わせる場面がありました。さすが福島巧者、よく走っています。
 フサイチアソートもロスのない追走。直線に向いたところでは勝ち負けまであるかという手応えでしたが、ピリッとした脚は使えず。それでも、前走に比べると走っていますし、ちょっと掴みづらいところがあります。
 シャドウゲイトは外をまくり気味に進出。結局は内がそう悪くない馬場状態だっただけに、距離ロスということになってしまいましたが、この馬の形は作ることができました。

 サクラオリオンは4角で少し待たされる場面がありました。そこからジワジワと脚は使っており、オープンでもメドの立つ内容。
 フィールドベアーは向こう正面で折り合いを欠いてしまいました。本来の走りになく、一杯もやむを得ないところ。
 タスカータソルテは58㌔もあってか、全く反応がありませんでした。
 ブレーヴハートは腹を括って最後方からの競馬でしたが、これも目立つ脚は使えず。極端な戦法を取る馬には厳しい馬場だったとも言えますが。
 レオマイスターは持っていかれ気味の逃げ。4角ではもう手応えがありませんでした。
 

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【GⅠ回顧】マイルCS

第25回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)
1○(7)ブルーメンブラット
2◎(17)スーパーホーネット
3…(2)ファイングレイン
4△(16)カンパニー
5▲(1)ローレルゲレイロ
6…(9)マルカシェンク
8…(3)スズカフェニックス
18△(2)マイネルレーニア

 前半600㍍34秒4-800㍍46秒3-後半800㍍46秒3-600㍍34秒7=1分32秒6。速くもなく遅くもなく、半マイルの前後半は全く同じラップ。結果、史上2位タイの好時計での決着となりました。

 休み明けの府中牝馬Sがプラス10㌔で、今回さらにプラス10㌔。それでも太め感は全くなく、馬に身が入った状態。まさに充実を思わせる馬体を誇ったブルーメンブラット。道中は終始内を通って、折り合いもスムーズ。直線ではマイネルレーニアがバテて出来た進路を突いて、一気の伸び。持ち前の爆発力を存分に発揮して、牡馬を蹴散らしました。クラブの規定で、現役は来年3月まで。このまま引退という流れになりそうですが、それが惜しいぐらいの走りでした。それにしても、距離適性を見極め、牡馬相手のマイル戦に出走させ、ワンチャンスを生かし切った陣営の判断はお見事でした。

 スーパーホーネットはスタートは良かったものの、思いの外行き脚が付かず、後方3番手から。それでも4角では前を射程に入れて、纏めて差し切れると思わせる手応え。実際、使った脚は突き抜けるぐらいのものでしたが、最後の最後で脚色が鈍ってしまいました。人気と枠順ゆえ、終始外を回らざるを得なかった分の差と取れる敗戦で、決して力が劣るというものではありません。

 毛ヅヤが冴え、復調を思わせたファイングレイン。今年初のマイル戦でしたが、好位の後ろで折り合いも付き、直線も一旦は先頭に立とうかという脚。ようやくらしさを見せることができました。

 カンパニーは気合を付けつつの追走。4角ではスーパーホーネットとほぼ同じような位置でしたが、一気にエンジンが掛かるタイプではなく、一旦離されてしまいました。そこからまた盛り返していますが、瞬発力の差に泣いた印象があります。横山典騎手に乗り替わった春、好位に付ける競馬で連勝しただけに、鞍上にもこんなはずではないという思いはあるのではないでしょうか。

 ローレルゲレイロは2、3番手のインで我慢が利いていましたし、直線では先頭に立つ場面がありました。力は出し切っての⑤着でしょう。GⅠの舞台となると、マイルよりは1200㍍の方が合っていそうに思えました。

 マルカシェンクはプラス8㌔でしたが、もっとボリュームがあっても良さそうに見えました。人気2頭よりも後ろの位置から、上がりは①②着馬と同じ33秒9で最速タイを使っています。
 スズカフェニックスは武豊騎手負傷で急遽乗り替わり。それ自体に問題はなかったでしょうが、直線では追い出しを待たされる場面。スムーズさを欠く競馬になってしまいました。これで引退、種牡馬入りとのこと。
 マイネルレーニアはハナに立つまでに少し脚を使ったことと、スワンSとは後続のプレッシャーも違ったのでしょう。
 

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【重賞予想=11/24(月)】福島記念

福島11R 第44回福島記念(JpnⅢ)

 “秋福”の名物レースらしく、ハンデもあいまって絞り込むのが難しい一戦。これまでの傾向からは重いハンデを背負わされる実績馬よりも、軽ハンデ馬を重視したいところですが、なかでは、福島の重賞(ラジオNIKKEI賞)を勝っていながらも53㌔と恵まれたレオマイスター。初の古馬との対戦となった富士Sでは、外から一瞬伸びかかる場面。内を通った馬が上位を占めた中では、上々の内容といえます。ラジオNIKKEI賞を勝った時が、東京でのエーデルワイスS⑩着からのローテーションだったことから、今回の富士S⑧着からの臨戦というのも、コース替わりによる上積みなどからは好材料です。

 ローテーションという点では、阿武隈S(福島2000㍍)のレコード勝ちが連闘だったブレーヴハートも注目。今回も休み明けをひと叩きしての連闘。これは狙ったものでしょう。前走にしても、着順は悪くとも上がりは最速でした。

 6歳馬ながら、ここに来ての上昇が目立つのはサクラオリオン。前走は勝ちパターンに持ち込んだ②着馬を、狭い間を割って差し切る強い内容でした。

 データ的には絶対不利の重いハンデ馬ですが、58㌔のタスカータソルテは、別定の札幌記念でマツリダゴッホを差し切っているのですから、納得のハンデではあります。57㌔のフィールドベアーにしても、函館記念が勝ちに等しい内容。2頭ともに、前走よりも相手関係には恵まれています。

 マイネルキッツは本質的には広いコースでこそでしょうが、苦しいところに入った七夕賞でも0秒1差まで詰めていました。当時よりは走りやすい馬場で55㌔なら、連対圏突入もありえそう。
 グラスボンバーは七夕賞では、差しづらい馬場に加えて、直線で不利を受けてもいました。ひと叩きされての福島巧者ぶりにはマークします。

◎(2)レオマイスター
○(11)ブレーヴハート
▲(8)サクラオリオン
△1(9)タスカータソルテ
△2(3)フィールドベアー
△3(13)マイネルキッツ
△4(14)グラスボンバー
 

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【GⅠ予想=11/23(日)】マイルCS


京都11R 第25回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

 昨年、ダイワメジャーにクビ差まで迫ったスーパーホーネット。当時は勢いに任せての②着という印象がなくもなかったのですが、今年は堂々の主役として出走します。同じマイルGⅠの安田記念が1番人気を裏切っての⑧着でしたが、輸送減りを考慮して美浦に入厩しながらも、直前が軽めの調整だったあたりが影響したように思います。今回は“地元”ということもあり、2週連続で好時計をマーク。万全の態勢で臨めます。天皇賞にも出走できたくらいということでしたが、あの激戦で勝てたかどうか。反動が出て、むしろ適距離のここに向けて態勢を整えるのが難しかったのではないか。そう考えれば、ここ一本というのはある意味、幸運といえるかもしれません。

 今季の充実が目立つブルーメンブラット。昨年暮れの阪神カップで、不利がありながらも0秒1差③着なら、牡馬相手でも臆することはありません。今週の栗東坂路でラスト1ハロン12秒7は秀逸と言えるもので、状態も万全。

 スワンSは見た目に行った行ったですが、決して緩い流れということはなく、①②着は素直に評価。ローレルゲレイロには骨折明けを使った上積みが見込め、マイルGⅠにも実績があります。マイネルレーニアは確かに1400㍍がベストでしょうが、内目の枠からポンとハナを叩ければ、今の勢いを持って粘り込みがないでしょうか。

 天皇賞(秋)からのローテーションが有利というデータですが、ならば、カンパニーにしても昨年、もっと上の着順があっても良かったのではないかと思えます。京都で問われる軽さが少し足りないのかも。もちろん押さえますが。

◎(17)スーパーホーネット
○(7)ブルーメンブラット
▲(1)ローレルゲレイロ
△1(4)マイネルレーニア
△2(16)カンパニー
 

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【重賞予想=11/22(土)】東スポ杯2歳S


東京11R 第13回東京スポーツ杯2歳ステークス(JpnⅢ)

 素質馬が揃った好カードとなりました。断然人気になりそうなのはブレイクランアウトでしょうか。1.7倍の断然人気を裏切った形となったいちょうSは、直線で周りを囲まれて最後方近くまで下がる不利。残り200㍍を切ってから大外に持ち出して、ゴールでは0秒2差まで差を詰めましたが、時すでに遅し。まともなら勝っていたと思える内容でした。一気にエンジンが掛かるタイプは、武豊騎手向きともいえそうで、人気も納得です。

 逆転狙いで期待はセイクリッドバレー。こちらも前走の芙蓉Sは不利に泣きました。スタート直後は好位を取れそうでしたが、2角で手綱を引いて、後方2番手まで下げざるをえませんでした。3角から外々を回って脚を使った分、⑤着止まりでしたが、それでも0秒3差。能力は示した内容でした。デビュー戦から馬っぷりの良さが目立っていた馬ですが、そのデビュー戦も直線でスムーズさを欠いた走り。まともに走ることができたのは2戦目だけです。広い東京で一変の可能性を秘めています。

 新馬勝ちが好内容だったのはサンカルロ。少し出負けしてから、掛かり欠き気味に好位に進出。そこでタメが利いて直線は楽に抜け出しました。抜け出してから遊ぶようなところがあって、アタマ差まで詰められましたが、着差以上の余裕がありました。距離が延びて折り合いが課題にはなりそうですが、3角過ぎからは我慢ができていましたから、克服できると考えました。

 萩S⑤着は案外だったメイショウドンタクですが、イレ込んでしまい、レース前に終わってしまった感。デビュー戦でいきなり後半4~2ハロン目で11秒台を続けて刻んだあたりは脚力、心肺能力の高さを示したもの。使われてガス抜きできたなら、巻き返して不思議ありません。

 デビュー戦は不良馬場で凡走したものの、休みを挟んで良馬場で変わったバックハウスは切れ味というよりも、長く脚を使えそうなタイプ。臨機応変に先行策もありそう。新潟2歳Sは道悪に泣いたマッハヴェロシティですが、新馬戦がセンス十分の走り。良馬場で本領発揮も十分。

◎(14)セイクリッドバレー
○(2)ブレイクランアウト
▲(6)サンカルロ
△1(3)メイショウドンタク
△2(7)バックハウス
△3(1)マッハヴェロシティ
 

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【重賞回顧】京王杯2歳S

第44回京王杯2歳ステークス(JpnⅡ)
1…(2)ゲットフルマークス
2○(6)フィフスペトル
3…(7)エイシンタイガー
4…(1)トップカミング
5…(10)ダブルレインボー
6▲(9)エイブルインレース
10◎(15)スパラート
13△(14)バイラオーラ

 抜けて良いスタートを切ったゲットフルマークス。そのままハナを奪い、道中は3馬身ほどのリード。4角で後続に迫られましたが、そこからがしぶとく、結局逃げ切り勝ち。1分21秒6という全体の時計はレベルを低く見るものではありませんが、前半600㍍35秒4-後半34秒1は、やはり展開に恵まれました。差しに転じて良いタイプとも思えず、現状では逃げてこそ。今後も展開が鍵になりそうです。

 函館2歳S以来となったフィフスペトル。流れには乗れていましたし、直線でも内から脚を使ってはいますが、33秒8の上がりを使っても前を捕らえられなかったのは、やはり展開でしょうか。切れというよりは長く良い脚を使うタイプとも思え、もう少しペースが上がる方がいいでしょう。好位のインで我慢が利いたのは、朝日杯へ向けては好材料です。

 エイシンタイガーは直線で巧く捌いて、一瞬②着はあるかという手応えでしたが、フィフスペトルを交わせそうで交わせなかったあたりが、良くも悪くも相手なり。これまでの戦績通り、自己条件なら次は大丈夫とは言い切れません。

 トップカミングは全くロスのない競馬。本来はもう少し先行して、というタイプのように思えるだけに、今回の戦法で最後に脚を使えたのは収穫。
 ダブルレインボーは内を回った分もありますが、残り200㍍ぐらいから、バラけてからの伸びが目立っていました。1400㍍では多少短い感もあるだけに、マイルあたりで注目できそうです。

 エイブルインレースは逃げ切りのペースの番手ですから、展開的には向いたはず。決してバテているというわけではありませんが、そこから伸び切れなかったのは、33秒台を使わなければいけない競馬では厳しいということでしょう。

 スパラートは3~4角で少し行きたがり気味に進出。直線では伸びを欠きました。なし崩しに脚を使ってしまったことが敗因となりそうですが、もう少し粘れても良かったようにも思えました。長い直線は向かないタイプかも。
 バイラオーラもスパラートのように、向こう正面過ぎから脚を使ったところはありましたが、それにしても負けすぎ。今後の浮上となると「?」が付きました。
 

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【GⅠ回顧】エリザベス女王杯

第33回エリザベス女王杯(GⅠ)
1○(16)リトルアマポーラ
2◎(15)カワカミプリンセス
3…(13)ベッラレイア
4△(7)マイネレーツェル
5…(1)レインダンス
6△(11)ムードインディゴ
10△(6)トレラピッド
16▲(4)フェアブリーズ
止…(5)ポルトフィーノ

 ポルトフィーノがスタート直後に落馬、どよめきの中で始まったレース。コスモプラチナが離して逃げ、前半1000㍍は59秒3は平均ペース。離れた2番手以降はスローに近い流れでした。ラップ的にも平均的な刻まれ方で、2分12秒1という時計も、少しだけ時計の掛かる馬場を踏まえれば平均的なものといえそうです。雨が意外に早くやんで、良馬場で行われたこともあり、フェアな競馬にはなりました。

 牝馬3冠で全て出遅れ。力を発揮できなかったリトルアマポーラは、普通にスタートに出て、ルメール騎手が戦前に話していたよりも前、5番手ぐらいの好位。4角では手応え十分に前を射程に捕らえ、早めに抜け出しての完勝でした。長浜調教師が絶賛した素晴らしい騎乗。まさに“ルメールマジック”と言うべきもの。巷間言われていますが、ディープインパクトを破ったハーツクライでの2005年有馬記念を思い起こさせる騎乗でした。むろん、馬の力があってこその勝利でもありますが、ようやく能力をフルに出し切れたのは、やはり乗り替わりが大きかったと思います。

 カワカミプリンセスはマイナス10㌔で、型通りに絞れていました。リトルアマポーラをマークするような位置取りを追走。勝負どころで早めに手綱が動くのはいつものこと。しかし、そこからリトルアマポーラを捕まえるまでの脚はありませんでした。何の不利もない競馬で1馬身半差を付けられては、完敗と言わざるを得ません。私自身、昨年の宝塚記念で◎を打ったぐらいですから、間違いなく強力牡馬相手でも通用する力はあるはずですが、骨折や筋肉痛などでブランクが多かった間に、馬のレベルが少なからず落ちてきてしまっているように感じました。

 ベッラレイアはカワカミプリンセスを仮想敵として、ピッタリとマークしていました。直線では一旦はカワカミプリンセスを交わすような脚色でしたが、最後は逆に突き放されてしまいました。もっとタメる競馬で切れを生かした方が良かったのかもしれませんが、そうも後ろから来れる競馬ではありませんでしたから、作戦としては間違ってはいなかったでしょう。距離ももう少し短い方がベターということもありそうです。

 マイネレーツェルは秋華賞よりは前での競馬。そこそこの位置で追走した分、本当に弾ける時ほどには末を伸ばすことはできませんでしたが、それでもジワジワと脚を使ってはいます。今後も波はあっても、どこかで末脚を生かしきる場面があっても不思議ないでしょう。
 レインダンスは中団あたりから。昨秋、ダイワスカーレットウオッカに割って入った時の戦法を考えれば、消極的だった感もありますが、2走連続の好走で、復調は間違いないことに。
 ムードインディゴのマイナス4㌔はさすがにギリギリだったのではないでしょうか。ローズSや秋華賞で見せたような強靭な末脚を使うことはできませんでした。前走がピークだったということもあるのでしょう。

 外国馬2頭、トレラピッドフェアブリーズも細身の馬体ながら、気配自体は悪くありませんでした。この2頭は決して弱いとは思いませんが、それでもこの結果ですから、そこそこのレベルの馬が来ても、日本でレースが行われる以上は、やはり日本馬が絶対的に有利ということ。馬場やペースの違いはそれだけ大きいということでしょう。

 ポルトフィーノはスタートで躓いてしまい、落馬。2200㍍でどれだけ折り合って走れるのかは、謎のままとなりました。この後、陣営はどのような距離を選んで使っていくのでしょうか。
 

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【GⅠ予想=11/16(日)】エリザベス女王杯

京都11R 第33回エリザベス女王杯(GⅠ)

 一昨年、①位入線→⑫着降着の憂き目にあってから2年、勝利から遠ざかっているカワカミプリンセス。骨折や筋肉痛など、順調に使えなかったことがその原因ですが、それでもレース内容自体は上々のもの。昨年の宝塚記念は豪華メンバー、ハイペースの中、強気に仕掛けながら見せ場たっぷり。前走にしても、太めが残りながらの先行策で上がりをしっかりとまとめていました。今回の相手なら、やはり一枚上の存在です。
 1週前にビッシリと追って、直前は馬なりは良い時の調整過程で、ひと叩きの効果は歴然。雪辱のチャンスでしょう。

 相手を絞るのが難しいですが、低レベルが言われる3歳勢からリトルアマポーラを。道中で内を通った馬が上位を占めた秋華賞で、終始外を回りながら上がり最速で差を詰めたように、脚力は上位。結局、牝馬3冠でまともな競馬ができないまま終わってしまいましたが、ひと叩きされての外回りで上積みを見込めます。

 ウオッカダイワスカーレットに代表されるように“強い牝馬”がクローズアップされますが、今回のメンバーは一部を除けば、「?」と思える組み合わせなのも確かで、外国からの遠征馬にも目を配る必要はあります。フェアブリーズトレラピッドともに来日後、キッチリと時計を出せていますし、降雨は好材料です。

 今季好調のムードインディゴは秋華賞があと一歩という内容。馬体が維持されていれば。
 秋華賞が案外だったマイネレーツェルですが、一戦燃焼型と見れば、今回が逆に狙い目という可能性も。

 ベッラレイアは府中牝馬Sが復調の兆しという内容ですが、どこかスティルインラブとダブる面も。雨もマイナス。

◎(15)カワカミプリンセス
○(16)リトルアマポーラ
▲(4)フェアブリーズ
△1(6)トレラピッド
△2(11)ムードインディゴ
△3(7)マイネレーツェル
 

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【重賞予想=11/15(土)】京王杯2歳S


東京11R 第44回京王杯2歳ステークス(JpnⅡ)

 函館2歳Sを勝って以来となるフィフスペトル。前崩れの展開もありましたが、この馬自身はスピードがないというわけではなく、センスの高さでどんな競馬もできるタイプ。コース替わり、距離延長を苦にするようにも思えません。追い切りの動きも良く、ここを目標に仕上がっています。

 逆転があるとすれば、の期待はスパラート。いかにも新馬向きという印象がありましたが、芙蓉Sはそれを覆してくれる走り。スタートが悪く、最後方からの競馬を余儀なくされましたが、大外から目立つ脚を使いました。メンバーレベルが低い組み合わせでもありませんでしたから、大きな収穫を得た内容でした。本来はスタートも下手ではなく、普通に出られれば、好位からの競馬もできるはず。

 人気がなさすぎると思えるのがエイブルインレース。道営所属という偏見なのかもしれませんが、クローバー賞が直線で立て直す不利がなければ…という内容。そこで0秒2差だったモエレエキスパートが札幌2歳Sで見せ場タップリの③着ですから、このメンバーに入って格落ちということもないでしょう。柔らかい走りはいかにも芝向きです。

 抜群の手応えから抜け出しかけて、差されてしまった前走のバイラオーラ。結果的にはそれでも抜け出すのが早すぎたという内容で、東京1400㍍への適性は示しました。2歳戦が勝負というタイプでもあります。

◎(15)スパラート
○(6)フィフスペトル
▲(9)エイブルインレース
△(14)バイラオーラ
 

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【重賞回顧】武蔵野S、アルゼンチン共和国杯、ファンタジーS

第13回東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GⅢ)
1▲(7)キクノサリーレ
2○(13)サンライズバッカス
3◎(11)ユビキタス
4…(4)カルナバリート
5…(2)トーセンブライト
6△(3)タケミカヅチ
8△(14)アドマイヤスバル
9…(1)カネヒキリ

 1分36秒0の決着時計は決して高いレベルのものとはいえませんが、キクノサリーレの勝ちっぷりは光りました。道中は人気のユビキタスを見るような位置取り。スパッと切れるタイプではありませんが、逆に抜け出す時の力強さは十分。4連勝で一気に重賞ウイナーに駆け上がりましたが、勢いが本物であると同時に、着実に力もつけています。後藤騎手がアロンダイト(一昨年のJCダート勝ち)とダブらせるのも納得します。無論、本番のJCダートではもっともっと強い相手と戦わなければなりませんが。

 サンライズバッカスは終始外を回りながら、長く良い脚を使いました。昨年フェブラリーSを制した時のような爆発力は影を潜めていますが、それでも58㌔を背負いながらの走りですから、力は見せています。

 ユビキタスは追い出しを我慢する余裕がありましたが、いざ追い出すとひと息。安藤勝騎手が息遣いの悪さを懸念していますが、そうなると今後も今回のようなレースが続くかもしれません。

 カルナバリートは好位を追走し、直線では追い出しのタイミングが遅れましたが、バラけてから脚を使いました。距離や相手関係などからさすがにどうかと思えましたが、上々の内容。今後にメドが立ちました。
 トーセンブライトは1600㍍だとどうしても詰め切れないところが出てしまいます。今後も東京なら1400、ローカルなら1700㍍という考えでいいのでしょう。

 タケミカヅチは一瞬、内から突き抜けるような手応えでしたが、そこからがジリジリ。巧く立ち回ってのものだけに、パンチ不足が目についてしまいました。ダートの適性は一定のものがありそうです。
 アドマイヤスバルは残り200㍍ぐらいでようやくエンジンが掛かったような走り。好走する際にはもう少し前で競馬をしているだけに、今後も位置取りが課題となりそうです。

 2年4か月ぶりの出走となったカネヒキリ。終始折り合いを欠き気味の追走で、直線はそう無理をしていませんでした。ただ、さすがと思わせる道中の行きっぷりでしたし、とにかく無事にと思わずにはいられません。



第46回アルゼンチン共和国杯(JpnⅡ)
1△(4)スクリーンヒーロー
2◎(14)ジャガーメイル
3△(10)アルナスライン
4…(3)テイエムプリキュア
5△(11)ダンスアジョイ
6△(7)ネヴァブション
7▲(2)トウショウシロッコ
8○(16)キングアーサー

 向こう正面から2頭が後続を離す展開。仕掛けどころが難しくなりそうな展開でしたが、そんな中、自分から動いて抜け出した内容は立派だったスクリーンヒーロー。前走から3㌔減など有利な点はありましたが、距離に対する適性も人気上位組より上だったといえそう。先行力がありますし、今後もこれぐらいの距離では崩れずに走ってきそうです。次走はジャパンカップとのこと。

 アルナスラインを意識してか、直線に向くまで後方を決め込んだ前走よりも前に位置取ったジャガーメイル。当面の敵は差しているだけに、重賞初制覇を狙った石橋脩騎手もさぞ悔しいでしょうが、どんな位置からでも直線はしっかりと脚を使っていますし、最後も勝ち馬に詰め寄っていました。もう重賞は手の届くところにきています。

 10㌔絞れて好気配に映ったアルナスライン。道中はスクリーンヒーローと同じような位置でしたが、勝負どころで多少置かれ気味になり、直線でも決して伸びていないわけではありませんが、どこか煮え切らない③着止まりとなってしまいました。58㌔のハンデということもあるでしょうが、やはり使い減りするタイプで、大型馬の割には叩き良化型ではないように思えます。

 テイエムプリキュアは引っ張った2頭のうちの1頭。あわやの場面を作りました。49㌔、先行策が功を奏した好走です。思えば、日経新春杯③着も50㌔の軽量を利して先行してのものでした。
 ダンスアジョイは直線勝負に徹して、最後方から。極限ともいうべき上がり32秒9を使っていますが、前も33秒台で上がっていては⑤着が精一杯。どうしても他力本願というか、勝ちみに遅い感はあります。

 ネヴァブションは勝負どころからの反応は今ひとつでしたが、坂を上がってからもう一度脚を伸ばしています。33秒台が問われる苦しいタイプだけに、東京よりは中山向きとも思えますし、使って変わってきそうな雰囲気はあります。

 トウショウシロッコキングアーサーはともにここ数戦の良さが出ませんでした。両馬とも現状では2度坂を越える2500㍍は長いように思えました。距離短縮で改めての期待はあります。



第13回KBS京都賞ファンタジーステークス(JpnⅢ)
1…(3)イナズマアマリリス
2▲(1)ワンカラット
3○(5)アディアフォーン
4◎(4)ワイドサファイア
5△(8)ルシュクル
9△(7)シルクナデシコ
10△(6)ナムラミーティア

 1400㍍としては超が付くようなスローペース。1000㍍61秒1から、ラスト2ハロンが11秒3-11秒3という流れで、多少のロスが結果に響きました。

 4頭固まった入線の接戦を制したイナズマアマリリスは、好位のインで流れに乗りました。直線で少しだけ外に出したところが開いており、そこからしっかりと伸びました。札幌の2戦から芝への適性は感じさせていましたが、それにしても今回は巧く事が運んだ感はあります。

 ワンカラットは後方寄りからの競馬になりましたが、枠なりに内ピッタリを追走。直線では勝ち馬に先に前に入られ、そこから最内に切れ込む形となりました。コース取りひとつで何とかなったかもしれない内容だけに、惜しいクビ差でしたが、牝馬限定で距離短縮なら力差がないことは示しました。

 アディアフォーンは手応えよく2番手追走。直線で追い出してからの伸びに不満がないことはありませんが、スパッと切れるタイプでもないのでしょう。先行して安定した取り口ではあります。

 断然人気を裏切った形となったワイドサファイア。向こう正面で頭を上げ気味になりましたが、4角では十分な手応えがありました。ただ、なかなかエンジンが掛からず、ようやく差を詰めた時にはゴールを迎えていました。初戦を楽勝した馬が2戦目に取りこぼすという、“いかにも”な結果であり、内容でした。そう悲観することもないのでしょう。

 ルシュクルは後方から末を生かす形を取りましたが、今回の流れで外を回ってはさすがに届きませんでした。
 シルクナデシコは切れ味というよりは渋い末脚を生かすで、もう少し流れてくれた方が良かったでしょう。
 ナムラミーティアは直線で故障した馬を捌けなかったということですが、函館で4戦した馬がマイナス10㌔。成長力に不安がなくもありません。
 

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11・9。オグリ!名手8人!健在!そして思う「オグリキャップ」

 11月9日、東京競馬場は「アジア競馬会議記念デー」として開催されました。その目玉イベントが、「オグリキャップ、東京競馬場に登場!」と「第2回ジョッキーマスターズ」でした。
 オグリキャップに競馬に導いてもらった私としては、これは競馬場に出向くわけにはいきません。当日限定で発売されるグッズにもそそられました。



 “定時”の9時よりも早く、8時50分に開門。オグリが公開されるパドックの良い場所を確保しようとダッシュしました。
 ここで第一の不覚。私は府中本町駅から直結している西門から入場したのですが、パドックに近いのは正門の方。パドックの最前列はあらかた埋まっていました。そこでメディア用のスペースの後ろに陣取ることに。これも一応、客向けの最前列ということで。

 次はグッズです。オグリグッズ目掛けて走ると…。もうそこはすでに人だかりができていました。何とかグッズを手にしようとしますが、周りの圧力も凄い。これではジョッキーマスターズのオッズカード(9枚組)が買えなくなる。そう思い、ジョッキーマスターズのオッズカードが発売されているメモリアルスタンドへ、またダッシュ。そこもすでに長い列ができていました。オグリキャップの雄姿も含めた9枚組が真っ先に売り切れるだろうと思っていたので、「これはまさか買えないのか」という不安もよぎりましたが、何とか購入。
 よし、今度こそオグリグッズだ!
 しかし。
 Tシャツとミニゼッケンはあっという間に売り切れていました。これが第二の不覚。
 何とか他のグッズ(ボールペン、クリアファイル、クオカード、カレンダー)は購入しましたが、オグリファンを自任している身としては、汚点と言ってもいいかもしれません。何故、ジョッキーマスターズのオッズカードの方に頭が行ってしまったのか。
 言い訳をすれば、今回はひとりではとても全てのグッズをカバーすることはできなかったとは思うのですが…。

11・9-1
 ↑これはグッズ売り場に展示されていた、オグリの巨大ぬいぐるみです。



 レースを見にコースの方に出向くことなく、パドックで終始過ごしました。そして、いよいよオグリキャップの登場です。

11・9-2
11・9-3
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 ↑オグリの周回前、周回中はパドックのビジョンに栄光の軌跡が流されました。この日は京都で騎乗していた武豊騎手も、VTRでコメントを寄せていました。

11・9-5
 ↑パドックに姿を現したオグリキャップ。内側に首を向けて歩いている場面が結構ありました。また、久々に大勢の人の前に出るということもあってか、テンションはやや高めでした。
 周回前に注意事項が紹介され、オグリが歩いている最中は拍手や歓声などはあがらず、皆静かに見守っていました。

11・9-6
 ↑イベントに出演されたのは杉本清氏、鈴木淑子さん、現役時代のオグリと縁のあった岡部幸雄氏(1988年有馬記念優勝時に騎乗)、南井克己調教師(1988年の京都4歳特別と1989年の全6戦に騎乗)、ランス・オサリバン調教師(1989年ジャパンカップでホーリックスに騎乗し、2分22秒2という驚異の世界レコード=当時=のサバイバル戦でオグリキャップと炎の叩き合いを演じました)。

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 ↑熱心なファンが飾った横断幕の前を歩くオグリ。

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 ↑普段は競馬を取材しないメディアも訪れていたようで、カメラの数もかなりのものでした。さすがオグリ。

11・9-10
 ↑テンションが高いなりに、こうして落ち着いて周回していましたが…

11・9-11
 ↑周回中の大半は、このように立派なものを誇示しながら。オグリキャップ、23歳。種牡馬は引退となっていますが、まだまだ健在です。

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 ↑現役時の勝負服をモチーフにして作られた馬着。ひし形の数は重賞勝利数12、星の数はGⅠ勝利数4を表しています。

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 ↑馬着を身に着けて、最後の周回。

 これはファンの贔屓目なのかもしれませんが、やはりオグリにはオーラがありました。とにかく、オグリが元気に我々の前に出てきてくれたことが、何よりも嬉しかったです。



 パドックに続いては、ローズガーデン内ホースリンクで放牧ということでしたが、パドックでのお披露目が終わるやいなや、そこに向かうファンが多数。「オグリだけが目当て」という方がそれだけ、競馬場にお越しになっていたということでしょう。

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 ↑パドックと違って、引き手に引かれるということもありませんから、オグリものびのびできたでしょうか。現役時のゲート入り直前に見せた武者震いのような仕草や、ごろごろと転がって砂浴びをする場面も見られました。
 
11・9-18
 これは府中競馬正門前からスタンドにつながる通路から撮ったもの。皆さんレースそっちのけで、この人だかり。ホースリンクの最前列で見たい方の列が、メモリアルスタンドの先まで伸びていました。その列の中には、お子さんがオグリの勝負服柄の服を着ているご家族連れの方もいらっしゃいました。オグリ人気、健在!



 最終レースが終わり、ジョッキーマスターズへ。
11・9-19
 ↑「13レース」の出走馬・騎手がパドックのビジョンに表示されました。

11・9-20
 ↑騎乗前に一列に並んだ出場騎手。松永幹夫、ランス・オサリバン、南井克己、河内洋、佐々木竹見、岡部幸雄、マイケル・ロバーツ、安田隆行の8騎手が揃いました。松永騎手には「ミッキー!」の黄色い(?)声援が。

11・9-23
 ↑ピントがずれてしまったのが残念ですが、「地方の鉄人」佐々木竹見と「JRAの至宝」岡部幸雄の2ショット。これはたまらないものがあります。


 誘導馬に西浦勝一調教師が跨り、横山典弘騎手、柴田善臣騎手、蛯名正義騎手、田中勝春騎手、武士沢友治騎手も花を添えました。スターターには小島太調教師。ジョッキーマスターズならではの演出がなされました。
 レースはとにかく素晴らしかったの一語。日も暮れ、ナイター設備が整っているわけではない中(これは今後に向けて、開催時期などを検討する余地があります)、見応えあるレースを作ってくれました。特にゴール前は迫力満点。先に抜け出した河内洋。外から迫る佐々木竹見。道中離れた7番手追走も、インを突いて差を詰めたオサリバン。内に切れ込み鬼気迫る追い込みを見せた岡部幸雄。オサリバンは、さすがに現役当時とまではいきませんが、“風車ムチ”を見せてくれました。「すげえ!すげえ!」思わず興奮しました。

 今では当たり前のようになっている地方騎手のJRA進出ですが、佐々木竹見騎手がJRA・GⅠの入場曲に乗って馬場入りし、GⅠのファンファーレを聞く時が来るとは。そんな場面を目の当たりにできただけでも、「第2回ジョッキーマスターズ」の価値はあったのではないかと思います。


11・9-24
 ↑パドックでの表彰式。ワールドスーパージョッキーズシリーズのように、揃いのジャンパーを着て、表彰式に臨む8人の“騎手”。

11・9-25
 ↑「ジョッキーマスターズツアー」参加を希望した中から選ばれた方々による、花束贈呈。

11・9-26
 ↑JRA土川理事長から、優勝した河内騎手には金、2位の佐々木騎手には銀、3位の岡部騎手には銅のステッキが贈られました。

11・9-27
 ↑堂々たる8人の“騎手”たち、健在でした!





 改めて、オグリキャップについて。

 前日のグリーンチャンネル「KEIBAコンシェルジュ」で、古谷剛彦氏が「オグリがいなかったらこの仕事をしてない」という旨の発言をしていました。
 当日版のある専門紙には「この馬に出会わなければ、こうして文章を書くこともなかったはず」とコラムに記すトラックマンがいました。
 引退レースとなった1990年の有馬記念からおよそ18年。それでもなお、こうしてファンが集まったという事実。入場者数は前年比133.2%でした。
 それだけ人をひきつける、オグリキャップとは。人生に影響を与える馬がどれほどいるか。
 かくいう私も、小学生の時、たまたまつけたテレビでオグリキャップの走りを見なければ、こうして競馬ファンになっていたかどうか。

 オグリキャップ様。あなたのおかげで、人生楽しくやってます。
 久々に馬運車に乗せられての移動、大勢の人に囲まれてのイベント、大変だったと思います。
 これからも、元気でいてください。



 先週のこと(あれだけの名勝負が繰り広げられても、スポーツ紙が1面で扱ってくれなかった)があったので、しばらくスポーツ紙の購入は控えようと思っていたのですが、帰りに一応駅売店をのぞいてみると、
11・9-28
 午後7時ごろに発売される「夕刊デイリースポーツ」の1面には、「オグリ」の大見出しがありました。
 ネタがネタ(何といっても「暴れん坊」)ですから、ちょっと笑っちゃうような紙面でしたが、思わず購入しました。
 「オグリキャップ」という響きが今でも世間に届くということが、オグリで競馬を始めた人間として、嬉しく思います。

 11月9日、改めて「オグリキャップ」という存在の大きさを感じさせてもらいました。
 

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【重賞予想=11/9(日)】アルゼンチン共和国杯、ファンタジーS


東京11R 第46回アルゼンチン共和国杯(JpnⅡ)

 京都大賞典では太めが残った上に、直線では狭くなる場面もあったアルナスライン。ジャパンカップ出走のための賞金上積みへ、ここは負けられないところ。目黒記念②着当時と同斤の58㌔も納得です。しかし、相変わらず重い動きの攻め馬からはまだ絞りきれていない印象もあります。必ずしも叩き良化型というタイプでもなく、案外取りこぼす場面も。

 休みを挟んで3連勝。一気に本格化ムードが漂ってきたジャガーメイル。オープン初出走で56㌔は楽ではありませんが、それだけ勢いが認められたということ。実際、前走にしてもとても届かないような位置からゴール前は凄い脚。鞍上が馬の力を信じているからこそできる芸当でした。シャープな脚を見せた追い切りからは叩かれての上積みも期待できますし、一気に重賞制覇も可能でしょう。

 本格化という意味ではキングアーサーも同様。期待されていた素質馬も難しい面があり、なかなか能力発揮といきませんでしたが、前2走が好内容。特に前走はうまく脚をタメて、これまでのない瞬発力を繰り出しました。どちらかというとスローペースに良績があり、ステイヤーとしての資質もありそうです。

 ③③②着とすっかり復調したトウショウシロッコは東京巧者。前走も相手に巧く内をすくわれての敗戦ですが、この馬もしっかりと伸びていました。マツリダゴッホと0秒4差だったオールカマーよりも1㌔軽いハンデは、恵まれたという見方もできます。

 昨年④着時よりも1㌔もらったダンスアジョイ、骨折明けでも稽古がすがるかったネヴァブション、渋いタイプで長い距離に向くスクリーンヒーローまで押さえます。

◎(14)ジャガーメイル
○(16)キングアーサー
▲(2)トウショウシロッコ
△1(10)アルナスライン
△2(11)ダンスアジョイ
△3(7)ネヴァブション
△4(4)スクリーンヒーロー



京都11R 第13回KBS京都賞ファンタジーステークス(JpnⅢ)

 デビュー勝ちで早くも“クラシック候補”の呼び声が大きくなったワイドサファイア。内々で折り合い、直線でスパッと切れたセンスの高さは、確かに将来を感じさせるものでした。しかも、ゴール前2ハロン目10秒8のところで楽々と抜け出しています。馬格もあり、スケールの大きさも十分。ここは素質の違いで突破しそうです。

 ワイドサファイアに相対するなら、距離適性やキャリア。デビュー以来、3戦全て1400㍍を使っているアディアフォーン。2走連続で好時計で駆けていますし、先行から一転差しに回るなど、一戦毎に内容は良化しています。前々走で先着を許したピースピースがデイリー杯④着なら、昇級も苦にならないはず。

 ワンカラットは重賞で⑤⑥着と善戦止まりですが、内容自体が乏しいものではありません。特にデイリー杯はいかにも距離が敗因と思えるもので、1ハロン短縮で牝馬限定の今回は巻き返しがあっても。

 シルクナデシコの小倉2歳Sは直線で行き場をなくす場面があり、脚を余したもの。豪快な差し脚が持ち味で、1ハロン延長と外回りで一発も十分です。

 以下、函館2歳S組のナムラミーティアルシュクルまで。

◎(4)ワイドサファイア
○(5)アディアフォーン
▲(1)ワンカラット
△1(7)シルクナデシコ
△2(6)ナムラミーティア
△3(8)ルシュクル
 

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【重賞予想=11/8(土)】武蔵野S


東京11R 第13回東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GⅢ)

 2年4か月ぶりの出走となるカネヒキリ。屈腱炎を克服してのカムバックには、敬意を表します。ドバイでも④着した地力は軽く扱えるものではありませんが、さすがに仕上がり途上とも思えますし、中途半端な印は失礼とします。

 前走が物足りなく映ったユビキタスですが、勝ったバンブーエールがJBCスプリント勝ちならひとまず納得。当時休み明けということも多少なりとも響いたのでしょう。叩かれてすがるくなった今回、ユニコーンSで楽勝だった東京マイルで押し切りに期待します。

 1400~1800㍍なら安定しているサンライズバッカスは、3年前にカネヒキリに先着してこのレースを制しています。フェブラリーSを制した時ほどの爆発力は望めなくとも、ベスト条件で上積みがあります。

 キクノサリーレの3連勝はダテではありません。前走にしても、自分から動いて逃げ馬をねじ伏せる強い勝ちっぷり。さらに相手強化ですが、勢いを侮れません。

 北海道シリーズが不完全燃焼だったアドマイヤスバルですが、流れに乗り損ねたのも確か。適性の高い東京コースで巻き返しがありそう。

 ダートに矛先を向けてきたタケミカヅチはモマれる危険性のある枠がどうかですが、新馬戦も番組さえあればダートを使っていたかもしれないとのこと。想像以上に適性があるのかも。

◎(11)ユビキタス
○(13)サンライズバッカス
▲(7)キクノサリーレ
△1(14)アドマイヤスバル
△2(3)タケミカヅチ
 

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【重賞回顧】富士S、スワンS

第11回サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス(GⅢ)
1△(5)サイレントプライド
2▲(1)リザーブカード
3…(15)バトルバニヤン
4○(3)エイシンドーバー
5…(2)レッツゴーキリシマ
6△(11)ショウナンアルバ
13◎(7)マルカシェンク
14△(16)フサイチアソート

 昨年ほどではなくても、ゴール前は接戦。抜けた馬が存在しない路線ではありますが、メンバー全体のレベルを考えると、今年もマイルCSにつながるかどうかは微妙な結果ともいえそうです。

 追い切りの動きからは完調手前とも思えたサイレントプライドですが、好発から2番手追走。現状、最も力を出せる展開になりました。やはり休み明けは走りますが、ここまで嵌ると、次への上積みというのが想定しづらいのも確か。

 リザーブカードは中団追走ですが、枠順通りロスなく回れた分、コーナーワークで前との差を詰めることができました。直線で多少追い出しを我慢させられる場面はありましたが、その分、追い出してからはグイグイと伸びてクビ差まで迫りました。やはり重賞でも遜色ない能力を示しました。

 バトルバニヤンはサイレントプライドの外で流れに乗りました。あとひと押しが利きませんでしたが、これはメンバーレベルの問題もありそう。連闘でカシオペアSを勝っています。

 エイシンドーバーは道中はリザーブカードよりも前の追走でしたが、直線で少し外に出した分のロスはあったでしょうか。気合を入れられつつの追走、直線でもエンジンの掛かりが遅く見えたのは、休み明けの分と言えそう。上積みに期待。

 レッツゴーキリシマはハナを切るくらいのスタートを決めて、道中は内を追走。直線で逃げていたコンゴウリキシオーが下がってくるのを捌くのに手間取りましたが、適性がどうかと思えた東京で0秒3差ならひとまず及第点。

 ショウナンアルバは相変わらず頭の高い走法。道中は後方2番手でタメを利かせることができました。直線は内を狙って、なかなか前が開きませんでしたが、最後は目立つ伸び。上がりは最速でした。行儀が良くなった半面、春先に見せた“暴力性”がなくなったのが、良いのか悪いのか。

 マルカシェンクは内外の違いこそあれ、リザーブカードと同じような位置取りでしたから、流れ云々ではありません。ここまで惨敗するとは。外伸びの馬場ではなかったとはいえ、敗因がつかめません。開催が進んだ京都なら巻き返せるのかもしれませんが…。

 フサイチアソートは出遅れて後方3番手。それにしても伸びを欠きました。ここまで来ると、成長力に疑問符を付けざるをえません。



第51回毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)
1△(16)マイネルレーニア
2◎(7)ローレルゲレイロ
3…(2)ジョリーダンス
4○(15)スズカフェニックス
5…(9)ファイングレイン
7△(11)トウショウカレッジ
8▲(12)ファリダット

 前半3ハロン34秒3-4ハロン45秒4-後半4ハロン45秒6-3ハロン34秒5というイーブンペース。差し馬に極端に不利という流れでもなかったはずですが、結局前々での決着となりました。

 押してハナを主張したマイネルレーニア。上記のペースですから、単なる楽逃げでもなかったでしょうが、直線でももうひと伸び。現在の充実が目立つ内容でした。本番ではより後続のプレッシャーが厳しくなるでしょうが、侮れない存在に浮上してきました。

 骨折明けでもローレルゲレイロのレース勘に鈍りはなし。好スタートを決めて2番手追走。直線でも一旦は抜け出しかかりました。最後のひと押しを欠いたのは休み明けとも割り切れますし、逃げなくても心配ないことが改めて分かったことも収穫。

 ジョリーダンスは枠も利して、スムーズに流れに乗りました。力は出し切った内容で、詰め切れなかったのは仕方なし。

 スズカフェニックスは3角あたりで順位を上げて、直線で改めて脚を使いましたが、以前のような切れは見られず。スプリンターズSと同じような内容にとどまりました。さすがにピークは過ぎたかもと思えるのも確か。

 ファイングレインは59㌔ということもあって伸びひと息でしたが、スプリンターズS時よりも行きっぷりは良くなっていましたから、少なからず復調は見られました。

 今回の流れでは外に出して差し切るのは至難の業。直線に賭けたトウショウカレッジは上がり最速でしたが、前も止まらず。ファリダットは宥めるのに多少苦労していましたが、伸び案外。まだ成長途上。

 マイルCS前哨戦を振り返って思うのは、人気でもスーパーホーネットには逆らえないのでは…ということ。
 

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【GⅠ回顧】天皇賞(秋)

第138回天皇賞(秋)(GⅠ)
1▲(14)ウオッカ
2△(7)ダイワスカーレット
3…(2)ディープスカイ
4…(16)カンパニー
5○(3)エアシェイディ
8△(1)アサクサキングス
10△(17)ドリームジャーニー
17◎(12)タスカータソルテ

 もうすでに書きましたが、極上の名勝負でした。
 道中のラップに緩みがなく、上がり3ハロン11秒3-11秒3-12秒6。さすがに最後はガクッと落ちて、ゴール前は脚が上がりかけながらの叩き合い。それだけの底力が問われたレースと解釈します。

 ウオッカは相変わらずの堂々とした振る舞い。毎日王冠で逃げの手に出ただけに、今回の策に注目が集まりましたが、外枠ということもあってか、今回はタメを利かせる形。向こう正面では折り合いも付いて、武豊騎手も巧く御していました。
 直線。ディープスカイの外に出してからの追っての味。残り200㍍からの脚色では1馬身ぐらい突き抜けそうにも見えるくらいでした。ダイワスカーレットの差し返しにあって2㌢という差は、“薄氷の勝利”という印象でもありますが、やはり東京での強さは格別。極端な瞬発力勝負でなくても差し切れたということが、絶対能力の高さの証にもなりました。

 休み明けで追い切りの動きも決して万全とは思えなかったダイワスカーレットのパドックでの気配は、テンションが高く、ゼッケンの後ろには汗をかいた跡。いつもの堂々とした姿ではありませんでした。先に馬場入りして、持って行かれ気味の返し馬。やはり完調とはいきませんでした。
 レースでも好スタートを決めてハナ、まではよかったものの、トーセンキャプテンが思いの外付いてくる展開。息を入れるところがありませんでした。ダイワスカーレットをもってしても、さすがに直線の叩き合いでは上記のラップのようにバテが来ていたようにも思えましたが、最後の最後に差し返したのは、この馬の秘めた底力以外にありません。負けて強しとはこのこと。印象を言えば、ウオッカよりも力は上と見える内容でした。次走は有馬記念の予定ですが、とにかく無事に駒を進めてほしいものです。

 3歳世代のレベルに疑問符がついていただけに、ダービー馬とはいえ苦戦する確率は高かったと思えたディープスカイ。しかし、直線に向いての手応えは一番良く見えましたし、結果屈したとはいえ、ウオッカとダイワスカーレットとの叩き合いに加わったという事実は非常に大きいものがあります。正攻法で挑んでの内容ですから、価値は絶大。世代全体のレベルは別にして、この馬の能力はA級ということが示されました。

 カンパニーは10㌔戻って気配は上々。枠もあって、道中は後方2番手。ジックリと構えて、直線はロスがないように内を突いてきました。昨年③着と力があるのは分かっていましたが、今回は横山典騎手の好騎乗によるところもあったと思います。

 エアシェイディは攻め馬の動き通りに状態良好。道中はウオッカを見るような位置からの追走で、直線でも手応えはありましたが、ウオッカとディープスカイの真後ろということもあって、外に立て直すロスがありました。シュッと脚を使えるタイプではないだけにこたえましたが、最後まであきらめずに脚を伸ばして0秒1差。今回の舞台が絶好のチャンスと思えただけに残念ですが、能力がGⅠで劣るものではないことは明らかに。

 アサクサキングスはやはり休み明けは走るタイプ。気配は悪くありませんでした。直線でグッとくる場面はありましたが、そこから伸びを欠いたあたり、もう少しゆったりとした流れを先行する展開がベターでしょう。

 ドリームジャーニーは大外枠ということもあり、殿から。直線も大外に持ち出しましたが、外が伸びる馬場状態でもなく、目立つ伸びとはいきませんでした。

 タスカータソルテは絶好と思えるデキ。道中も流れに乗れていたと思います。それで直線はバテたようになってしまったのは、格の差。勢いだけでは通用しませんでした。
 

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競馬は最高のノンフィクション・エンターテインメント

 まだ21世紀に入って8年経っていませんが、第138回天皇賞は「21世紀最高」だと断言できるレースでした。

 レース内容は文句なし。ラスト1ハロン12秒6は差し合いというよりも、どれだけ奥底にある、本当の底力を出せるかが問われました。東京2000㍍だからこそ成しえたレースだったと思います。2㌢差で明暗が分かれましたが、ウオッカもダイワスカーレットもまさに名馬です。

 ここで書きたいのは、レースの中身以外のこと。競馬場で生観戦できたからこそ、感じることができたことです。



 長い長い写真判定の間。もう12レースのパドックも始まっていましたが、ほとんどの観客がその場から離れることはなかったのではないでしょうか。誰もが見せられ、見入った、稀に見る叩き合い。
 判定結果が出るまで、ターフビジョンでVTRが3回流れましたが、3回ともゴールの瞬間はどよめきが起こりました。
 そして、「14」「7」の順番が示された時の歓声と拍手。

 表彰式。誰もがウオッカと関係者を待っていました。レースが終われば、それがGⅠであっても、もう視線が次のレースに移ってもおかしくないのに。
 武豊騎手が姿を現し、スタンドに向かって万歳三唱。勝利騎手インタビューでは「ウオッカとファンの皆さんに感謝します」とまで言いました。
 これまでのインタビューでも「ありがとうございました」という言葉は必ず聞きますが、それは言葉は悪いですが、ありきたりのようなものでもあります。
 しかし、今回は違いました。「ありがとうございました」と「感謝します」。表現の仕方が変わることで、これほどまでに、こちら側への伝わり方が違うものかと。

 最終レースに騎乗するため、足早に地下馬道に駆けて行く時に、武騎手は小さく、しかし力強く拳を握っているように見えました。
 10月を終えて、まだJRA重賞2勝。元々武騎手が乗っていた馬が、他の騎手に乗り替わると好走するというシーンを何度も見てきました。ウオッカにしても、岩田騎手に乗り替わった安田記念で圧勝。しかし、武騎手では3戦未勝利。辛く、苦しいシーズンを過ごしてきたはずです。
 ようやく掴んだウオッカとの勝利。今回の歴史的レースに勝てたことがどれだけ大きいか。だからこそ、武騎手が、おそらく自分が思ってもいないうちに、表現の仕方が“伝わるもの”だったのではないでしょうか。



 レースも素晴らしければ、観衆も素晴らしかったと思います。
 前述のように、表彰式までほとんどの人がその場を動きませんでした。誰もがこのレースに酔い、結果を待ち、勝者を祝福したかった、最後までしっかりと見届けたかったことの表れです。
 競馬が単なるギャンブルではない、スポーツとしての競馬、エンターテインメントとしての競馬が表現された日でした。

 私の陳腐な語彙力ではどう表現していいか分からない雰囲気が競馬場を包んでいました。
 何度も競馬場で観戦してきましたが、あんな雰囲気を味わったことはありませんでした。
 ディープインパクトの時のような、作られた空気ではありませんでした。ウオッカが存在として、ディープインパクトを超えた。そう思いました。

 もっとうまく表現できないものか、書いていてももどかしいばかりです。
 ただただ、2008年11月2日、東京競馬場にいたことを幸せに思います。



 翌日、スポーツ紙の1面に競馬が踊ることはありませんでした。あれだけのことがあってもダメなのか。もっともっと、この日の、競馬の素晴らしさを知ってほしいのに。正直、悔しい思いもあります。
 でも。天皇賞を見るために集まった12万人強のファンは、きっとこの日を忘れないはず。
 ウオッカ見たさに初めて競馬場に来た人もいたでしょう。その人たちがウオッカを入り口にして、この日の天皇賞をきっかけにして競馬ファンになってくれたら。
 私もオグリキャップがいたから、競馬ファンになりました。ウオッカが、ダイワスカーレットが、そんな存在になってくれていることを信じています。
 

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【GⅠ予想=11/2(日)】天皇賞(秋)

東京11R 第138回天皇賞(秋)(GⅠ)

 いわゆる“3強”という人気の構成になっています。
 菊花賞を捨て、古馬に挑むディープスカイ。内しか伸びない馬場だったダービーで大外一気。同世代では明らかに抜けています。それは確かですが、果たしてA級古馬相手となると? そのダービーが時計で同日の古馬1000万下・青嵐賞に劣った(良馬場では初めてのこと)あたり、やはり世代レベルに疑問があります。“3強”の一角を担うだけの信頼性には欠けるように思えます。

 残る2頭、というよりは主役の2頭。ウオッカダイワスカーレットが昨年の有馬記念以来の対決となります。これまでの対戦成績はダイワスカーレットの3勝に対し、ウオッカが1勝。ダイワが脚を図ったようなチューリップ賞以外は、ダイワが先着しています。自分でレースを作れる強みが、ウオッカの切れを上回ってきました。
 しかし、今回は順調に使われてきたウオッカに対し、ダイワスカーレットは休み明け。しかも、単なる放牧などではなく、骨瘤が出てのもの。7週続けて安藤勝騎手が跨っての調整、エリザベス女王杯と両睨みで天皇賞を使ってきたという陣営の自信は見逃せませんが、最終追いはやはり完調とはいえないものでした。先行して33秒台で上がれる脚力、これまで連対を外していないという戦跡は一枚上といえますが、今回ばかりは勝っても負けても納得ではあります。

 一方のウオッカは、東京で①④②①②着。体調が整っていたダービー、安田記念の強さもさることながら、デキ一歩と思えたジャパンCなどから、やはりベストのコースです。ただ、問題は前走。57㌔を背負って、目標になる不利がありながらも1分44秒6で乗り切ったあたりはさすがの実力なのでしょうが、逃げたことが今回にどのようにつながるのか。いよいよマイル適性に磨きがかかってきているという見方もできます。ダイワスカーレットをマークするという点だけなら悪くないでしょうが、タメを利かせるには微妙な14番枠。まだウオッカで勝っていない武騎手がどう乗るでしょうか。

 “3強”という割には案外綻びがありそうとも思えます。
 マツリダゴッホが完調ではなかったとはいえ、勝ちパターンに持ち込んだグランプリホースを差し切った札幌記念には価値があるタスカータソルテ。その一発だけという危険性もありますが、一気のパワーアップという可能性もあります。成績に安定みはありませんが、逆に大駆けの魅力があります。エイジアンウインズでウオッカを破った(ヴィクトリアマイル)ように、狙いを定めた時の藤原英厩舎。ハーツクライでまさかの先行策、ディープインパクトを負かした(2005年有馬記念)ルメール騎手。大逆転に賭ける手はあります。

 7歳の今年、ようやく重賞に手が届いたエアシェイディ。上位が内を通っていた安田記念で、終始外を回りながらも②着には0秒1差。結果道悪に泣いたとはいえ、宝塚記念では4角ではまとめて交わすかというぐらいの抜群の手応え。GⅠレベルでも通用することは示してきました。オールカマーが案外でしたが、叩かれて一変の印象。最終追いでは美浦の坂路で50秒を切ってきました。条件的にもベストと思え、千載一遇のチャンスといえます。

 重賞連勝の内容が、復調どころか一枚上のランクに上がったと思わせるドリームジャーニー。大阪杯でのダイワスカーレットとの比較から、2000㍍なら互角以上のアサクサキングス。数値上の絶対能力は別にして、今回に関しては人気ほどの差はないと思えます。

◎(12)タスカータソルテ
○(3)エアシェイディ
▲(14)ウオッカ
△1(7)ダイワスカーレット
△2(17)ドリームジャーニー
△3(1)アサクサキングス
 

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【重賞予想=11/1(土)】スワンS


京都11R 第51回毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

 本来短距離路線を引っ張る存在といえるファイングレインスズカフェニックスがこの秋ひと息の近況。高松宮記念ではその2頭の後塵を拝して④着だったローレルゲレイロは骨折明け。少し不安がないわけではありませんが、ここに来て急ピッチの調整。かなり軽い最終追いだった高松宮記念時に比べると、今回は坂路50秒9、51秒8を一杯に追ってきました。これで息が出来たとみれば、逃げ=先行馬がやり合うようには思えない組み合わせだけに、最後まで脚が残せるのではないかと考えました。
 高松宮記念も一旦はフサイチリシャールに前に出られながらも、最後まで脚を使っていたあたり、以前の脆さもなくなってきています。

 昨年がスプリンターズS⑨着→マイルCS③着なら、そろそろ復調してもよさそうなスズカフェニックスが一応の本線ですが、1400㍍では格別の強さを見せているファリダットの上昇度も要注意。中長距離では折り合いに苦戦していましたが、そこはスプリント女王ビリーヴの仔。折り合いの心配がない短距離ではしっかりとした末脚が武器になります。相手に恵まれたとはいえ、前走がいかにも格の違いという走りでした。

 4走前、前走と逃げての強さが光るマイネルレーニアは大外枠なら、無理な競りはなさそう。ローレルゲレイロと折り合っての先行なら、“行った行った”も警戒が必要でしょう。

 あとは、京都に良績があり、距離にも不安がないトウショウカレッジの差し。

◎(7)ローレルゲレイロ
○(15)スズカフェニックス
▲(12)ファリダット
△1(16)マイネルレーニア
△2(11)トウショウカレッジ
 

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