「競走馬の購入などをめぐって京都馬主協会の元会長が会員から現金をだまし取ったとされる事件で、京都府警組対二課と捜査二課は1日、詐欺の疑いで、京都市南区久世大薮町、元会長の不動産会社社長藤本龍也容疑者(71)を逮捕した。
調べでは、藤本容疑者は京都馬主協会の副会長だった2003年2月、会員の建設資材会社社長(50)=西京区=に、競走馬2頭の共同所有の話を持ちかけ、750万円をだまし取った疑い。調べに対し「だましたつもりはない」と容疑を否認している、という。
府警によると、藤本容疑者は2頭を計230万円で購入した。社長との共同所有で日本中央競馬会(JRA)に登録する意思がないのに、社長に「賞金を稼ぐ馬になる。2頭で1500万円するが、共同所有にするから半分を出してくれ」と伝えていた、という。
藤本容疑者は馬を格安で購入したり、共同所有馬でないことがばれないように、馬の賞金の半額を社長に渡していた、という。
府警は、藤本容疑者が同様の手口で、社長らからほかに計数百万円をだまし取っていたとみて追及する。
藤本容疑者は05年2月から京都馬主協会の会長を務めたが、07年9月に解任された。また、05年3月から2年間、日本馬主協会連合会の副会長も務めた。 」
福田首相突然の辞任という、呆れたニュースの裏で、競馬界にも呆れたニュースがありました。
上記の内容で「だましたつもりはない」とはどんな面を下げていえるのでしょうか。
このご時世、特に不動産業界は厳しい風にさらされていますが、それが罪を犯していいという理由には、当然なりません。
京都馬主協会会長を“解任された”ということは他にも何かあったのでしょうか。
「フジヤマ」の冠名で知られる藤本容疑者。なかでもフジヤマケンザンは、1995年の香港国際カップを制して、日本馬の国際遠征に先鞭をつけたを言ってもいい存在でした。
こんな事件があると、馬の存在まで汚されてしまうようなのが、ただただ残念。